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2006年12月31日(日)23:23[ グルメ ]

コート・ドールの鴨

大晦日

アルバスは30日までで、本年の営業を終了いたしました。

どうにか今年も一年を締めくくり、また12月18日には三周年の節目を迎えることができましたことを、お世話になった皆様には御礼申し上げます

それにしても、あっという間の12月でした

体調を大きく崩すこともなく、どうにかこうにか仕事納めの日を迎えることができて、ホッとしています

最後は13日間連続出勤でしたので、体力が保つかどうかが本当に心配で、シンパイで・・・

明日からノン・ストップで仕事だという、今年最後のお休みの日、大好きな三田のコート・ドールへ景気づけに出かけました

・・・というのも、11月位から “ジビエ” 呼ばれる、所謂、狩猟の動物や鳥類がフランス料理のメニューを飾り始めるのですが、お客様におススメしながら、食いしん坊としては黙ってはいられなくなってしまうのです。

今年は暖冬のようで、なかなかジビエの気分も乗ってこなかったのですが、そろそろ元気もなくなってきたし、このあたりで良い食事をして英気を養わないことには、いい仕事なんて出来っこありません

毎年、冬の間に、コート・ドールの新潟産青首鴨のローストを食べに行くのは年中行事になっています。

年内に行くこともあるし、年が明けてからということもありますが、ようやく寒さも増してきたところで、解禁といたしました。

cote-dor-homard.JPG
定番の“赤ピーマンのムース”のアミューズとシャンパーニュでスタートし、私が選んだ前菜は“オマール海老のテリーヌ”

ピュリニィ・モンラッシェの一級の畑のクロ・ド・ラ・ガレンヌ(L.Jadot)は、モノポールと呼ばれる単独所有の畑で、以前はデュック・ド・マジャンタという人が持っていた畑です。

ミネラル感が豊かで、オマール海老の濃厚な風味とピッタリ。

cote-dor-bar.JPG
“平スズキのカリカリ焼き”です。

斉須シェフのお料理は、メートルの松下さんが謙遜しながら「変わりばえのしないメニューですが・・・。」と言うように、確かに一年を通して大きく変わることはありません。

お魚に関して言えば、アマダイとか平スズキ、マナガツオなどは一年を通してメニューに載っていて、あとはのどぐろやあおりイカ、ヤガラなど・・・、時々その時期のものに出会えます。

その代わり、いつも定番的にあるお魚でも、ソースやガルニチュールで見事に季節を感じさせてくれるのです

スズキのカリカリ焼きだって、初夏に食べた時はグリーン・オリーブのシャバシャバっとしたソースにフヌイユが付け合せでしたが、とっても爽やかで印象的でした。

そして冬、今回はソースも濃厚になり、なんと言っても付け合せの葱

こんな地味なお野菜を、こんなに美味しく、そしてこんな風に表舞台に立たせてくれる斉須シェフって、本当に素敵な人です

葱に代わってありがとうとお礼を言わせていただきます

温度が上がって芳醇な香り豊かで、円やかな味わいになったピュリニィとのマリアージュは素晴らしかったです


cote-dor-canard.JPG
メインの“青首鴨のロースト”がやってまいりました

新潟から届くこちらのCol-vertは、定かではないのですが、今回のは傷が無いから網で取ったのではないだろうか???とのことでした。

通常、狩猟の鴨というのは散弾銃で撃つもので、アルバスでも鴨は新潟の猟師さんにお願いしていますが、猟師さんは特に、コシヒカリの田んぼの周囲で米をついばんでいるのを狙って撃つのだそうです。

ジビエというのは、人間から餌を与えられた動物たちではなく、自力で食べ物を探して生きている強い生き物です。
ですから、その動物なり鳥類が何を食べているかで、その肉質の味わいが決まるのです。

シベリアから命懸けで渡って来て、秋が深まる前は湖などで水草を食べたりしている。
・・・するとその味わいは、どことなく生臭くなったりするし、虫や木の実を食べている動物の肉質は、ナッティで味わいも豊か。

すっかりメジャーになった、イベリコ豚などもどんぐりを食べて育つので、食べると木の実のフレイバーを感じます。
それと同じことで、コシヒカリを食べている鴨たちは、非常に味わい豊かで高貴な味さえするのです。

そんな風に命懸けで生きてきた動物たちのお肉をいただくわけですから、自然の恵みに感謝しながら、美味しく残さずいただくのが礼儀というもの

今年も実に美味しく、これで心残りなく明日からの仕事に臨めるというものです

1985年のヴュー・シャトー・セルタン

・・・どこも突出することなく、すべてが溶け合っていて、しなやかで、それはそれは見事でございました

cote-dor-agneau.JPG
もう一皿、連れが選んだ北海道の子羊のロースト。

どこだか産地は失念しまいました
いつもの茶路や焼尻ではなかったです。。。

非常に繊細で、火入れも完璧

大好きな“ジャガイモのドーフィーヌ・グラタン”は、私の分まで出てきました
松下さんは、間違えて余分に作ってしまいました・・・、などと照れ隠しでおっしゃいましたが、きっと私がコレが大好物なのを憶えていて出してくれたのだと思います

鴨と羊なので、ワイン選びはローヌにするかボルドーにするか、関係なくブルゴーニュにするか・・・、色々考えた結果、自分でも満点のセレクトだったと思います

約20年の熟成を経た、ポムロールのこの偉大なワインは、ジュニパー・ベリーの香りを放ちながら、野性味のある青首鴨にも、繊細かつ香り豊かな仔羊にも、素敵に寄り添ってくれました。

自画自賛ながら、大満足
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ビューティーポータル美市美座

2006年12月29日(金)18:30[ 日記 ]

忘年会

気がついたら、今年もあと二日となってしまいました

ブログの更新も出来ず、ただただ気ぜわしく過ごしております

怒涛のノエル三日間が終わり、銀座の賑わいも夕べの木曜日がどうやらピークだったようです。

お仕事も、昨日が納めだった方が多いようで、今日は都内も道はガラガラ

私もあと一日乗り切れば、待ちに待った冬休みがやってきます

12月が何かと忙しいのは、どの職業でも同じだと思いますが、飲食業にとってはまさしく
?かき入れ時?・・・ですから、自分の時間であるとか、やりたいことなどはグッと我慢し、
ひたすら体調の維持に努め、12月を無事にやり過ごす、というのが第一の目標。

でも、そんな忙殺の日々の中でも、やっぱり自分の時間も必要

12-9@commeara2.JPG・・・ということで、土曜日の深夜からの忘年会に参加しました
メンバーは、五年前にあるワイン・インポーターさんのフランス研修旅行に参加した時の仲間。
あまり同業の友人がいない私にとって、数少ないワイン関係の仕事をしている友人たちです。
お気に入りのビストロ、赤坂の
コム・ア・ラ・メゾンに、三々五々の集合となりました。
それぞれ別々には会ってはいるけれど、皆が勢ぞろいしたのは実にフランス以来。

フランスでは、朝から夕方まで、葡萄畑や醸造所を回ってはテイスティングをし、生産者さん達とのランチ・・・と超ハード・スケジュールの中、一日の予定をこなした後も、毎夜毎夜、ディナーや飲みに繰り出した仲間です。

今回は日本を代表する老舗御三家ホテル、TホテルRさんから集合の声がかかり、久々に思い出話に花が咲き、明け方まで飲み明かしてしまいました〜

参加者は並木通りにあるグラン・メゾンのソムリエのS君と、こんなスキン・ヘッドではありますが、ワイン・インポーターの敏腕営業マンのSさん。

そして言いだしっぺのRさんには、心から感謝

・・・それにしてもRさんは、何年経っても私のことを旅行当時のニックネームで呼ぶのです。

研修旅行では、15人くらい参加した中で女子が一名だけということもあって、『姫』というあだ名がつきました。

他の皆はそう呼ぶのに、なぜかRさんだけは、わたしのことを 『姐さん』 (ねえさん) と呼ぶの

確かに私はRさんよりも年上ですし、そういう態度も取ったかもしれませんが・・・、何しろどこで会っても
『姐さん、たまに立ち寄るTホテルのBarにこっそりいても見つかってしまっては『何してるんですか姐さん』 、共通のお客様とアルバスの話題になっても『姐さん』とか、『姉御』・・・と呼んでいるようで、お客様からも何度、からかわれたことか

弟がいないので、弟が出来たみたいでうれしい気持ちもありますが、なんだか『極道』っぽいので、困ったな〜と思うこともあります。

まぁ愛称だし、気に入っていなくもないから仕方ないか〜、と思いながらも、複雑な心境であります





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2006年12月20日(水)23:20[ 日記 ]

BMW 323i

今年も残すところあとわずかとなり、毎日、いつも以上にバタバタと雑事に追われながら過ごしています

ブログの更新もままならず、話題にしたいネタだけが山積していくのですが書くタイミングを逸すると、意欲が失われる・・・というのは、どんなことに関しても同じかもしれませんね

少し前のことになりますが、愛車のドアに凹みを発見し、とってもブルーな気分で過ごしておりました

もうホント〜に発見直後は車だけでなく、自分もヘコんでしまいましたよ・・・

恐らくはパーキングで隣に駐車した車のドアがぶつかったか

でもでも・・・駐車場に止めるときの鉄則として、隣になってもよい車種や駐車の仕方などをBMW仲間(センパイであり、洗脳者のYさんとMさん)から伝授されたのをちゃんと守っていたというのに

・・・推測するにそんな所が原因のようですが、四六時中、見張っているわけにもいかないのだし、起きてしまったことをいつまでも引きずっていても仕方ありません

大事な大事な相棒がキズものになってしまったのは悲しい事実ですが、修理に出せば済むことですから、さっさと直してしまいましょう

代車は一体、何を出してくれるのかしら」・・・アタマを切り替えた途端に、早速ゲンキンなことを考える私

私の担当のNさんが乗って颯爽と現れたのは、真っ白の323iでした

自分の今のクルマはまっ黒でゴキブリみたいですから、ホワイトというのはまた新鮮です

これから先も、多分、私が白い車を選ぶということはないような気がするな〜〜〜

時々、車種によっては真っ白いクルマを見かけて、「あら素敵」と思うこともありますが、今のところ自分が車を買うにあたって、白を選ぶということはまずないような気がします。。。

でもそういえば、実は、アメリカに留学していた頃に乗っていたクルマは、
真っ白のフォルクス・ワーゲン・ビートルだったのですよ

懐かしいな〜〜〜

そのクルマはもちろん中古車でしたが、1976年製のビートルで、しかもカブリオレでした

デジカメなんて無い時代でしたので、写真をアップ出来ないのが残念なのですが、とってもとっても可愛い車だったのですよ

だって、何と言っても、ボディシートも、すべてホワイトだったのですから

学生の頃、日本ではMAZDA RX-7に乗っていました。

その頃は海大好き・アウトドア大好き・いつも太陽を感じていたいという典型的な80年代の学生でしたので、本当はコンバーチブルに乗るのが夢だったのです

だけど日本は雨も多いし、何と言ってもオープン・カーなんて贅沢品で、学生の分際には分不相応ですから、親が許すはずがありません

日本ではどこへ行くにも車の生活だっただけに、クルマ社会のカリフォルニアでそれ無しで暮らすことは本当に不便で、当初は車なし・バスの生活だったのですが、必要に迫られ個人売買で購入したマイ・カーが、真っ白のかぶと虫だったというわけです

冬の朝はエンジンがかかりにくいし、街中で止まってしまったことも何度かあったし、スモッグ・チェックに通らなかったり・・・、泣かされた想い出もたくさんあるけど、人間相手みたいに毎日ご機嫌取りしながら、それでもよく走ってくれて、色んな所へ一緒に出かけたものです。

・・・私の悪い癖で、またまた話が大幅にそれてしまいました

bmw323i-1.JPG
代車で貸してもらった323iはとっても快適で、シートに座って、発進した時から、ずっ〜と自分の車だったみたいにラクチンでしたよ

車体の大きさも、スポーツ・セダンという所も、これまで乗っていた車とほとんど同じだったからか、全く違和感がなく、快適そのもの。

そして、イグニッション・キーの操作であるとか、ギアをバックに入れると自動的にサイドミラーが下を向く所、オーディオ・システムなどナド・・・、最先端のシステムが搭載されていて、Z4とは全然違う世界なの〜


bmw323i-2.JPG
こんなファミリー・カーみたいな外見ですが、走りはナカナカなもので、Mテクニックの足回りを真似ているとかで、どうりでと思うような楽しさです。

それに蓄積疲労でクタクタのカラダにとって、Z4は乗り降りがシンドイですから、「12月中だけ、ずっとコレを貸してもらっててもいいかも」・・・などという思いがアタマをよぎったのも事実。。。

あんまり楽しくて、帰宅時、深夜もかなりまわっているのだから、さっさと帰ればいいものを、大好きな丸の内仲通ルート→和田倉門経由で金色に染まった銀杏並木の間を駆け抜け、写真まで撮ってしまいました〜〜〜

もう何日か、323iを堪能したかったな





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2006年12月15日(金)00:56[ 京都 ]

すっぽん料理 大市

昼・夜とさんざん ?京の冬の味覚?を堪能した休日ですが、ホテルのBarで少しだけ飲んで、後はマッサージをお願いして・・・とまるで姫様のようなアフターディナーを過ごしたおかげで、翌朝はスッキリの目覚めです

12-4 hiashiyama.JPG
朝、カーテンを開けると、冬の澄み切った空気に、東山の山並みがくっきりと見えました

いつも京都に来るのは、お盆休みとお正月、酷暑厳寒の頃ばかりなので、12月とはいえ、歩くのにちょうど好い快適な季節の旅というのは、なんて楽しいのでしょう

荷物はポーター・サービスを利用して、京都駅に先に送ってしまって、私たちはまた、そぞろ歩き。

三条堺町にある老舗菓子舗の『亀屋則克』へ。。。

ここは、夏のお菓子?浜図土??葛焼?などがよく知られていますが、私はこちらのお干菓子が好きです。
色彩や姿かたちが、殊の外、愛らしいのです
姪っ子の初節句の時、こちらの?貝づくし?のお干菓子を配りものにした思い出があります。
今回は?宝尽くし??松竹梅??干支?の三種類を新春用にゲット。

それから大好きな錦市場をぶらり、ぶらり

八百屋さんの店先には、丸々と太っておいしそうな聖護院かぶら、ねっとりとして美味しいであろう海老芋、お目出度い慈姑、瑞々しい水菜、甘そうな九条ネギ・・・。
おいしそう〜それに東京とは違って、やっぱりお安いのですね
お揚げさんや、ひろうすも買いたいし、お魚も東京とは品揃えが全然違いますし、乾物類も良いものが豊富で見ているだけでも楽しいの
今回は、帰ってから、怒涛の12月が始まるので、お料理をしている余裕などありません

おいしい千枚漬けでも買って帰ろう・・・ということで皆で何件か試食をし、気に入ったお味に出会えたので宅急便の手配をしました。
色々試食してみると、化学調味料の味が後に残って気持ち悪いお店とか、とても自然で食べ始めたら止まらなくなってしまうとか、それぞれのお店の違いが解りました

12-4 hishiiwa.JPG
その後、大好きな仕出し屋さんの
『菱岩』にて、お弁当をピック・アップ

菱岩さんは、暖簾をくぐって中に入ると、いつだってお出汁の良い香りが漂い、お野菜の炊いたのとか美味しそうなものがズラリと並んで、これからお弁当箱に詰められるのか、お茶屋さんへの仕出しとして運ばれるのをスタンバイしているの

「京都に住んでいたら、絶対にこちらに?おせち?を頼むんだけどな〜」・・・と言うと、今年は初めて、西武だか高島屋だか?で三つだけ限定でおせちを売りますが・・・とのこと。
帰って直ぐさまチェックしましたが、時すでに遅し

12-4 daiichi genkan.JPG

お弁当をゲットした後は、一路、上七軒のすっぽん料理店 『大市』へ。。。

こちらは、京都ですっぽんと言えば大市というくらい、300年もの昔から、すっぽん鍋だけを供している老舗です。

こんなに有名ですが、私はやはり初めて
・・・何と申しましても、なかなか庶民には手の届かない、素敵なお値段なのですから

暖簾をくぐると、とっても古い京都の町家で、よく磨きこまれた味わいのある空間が待っていました。
ここでも一番奥の突き当たりのお部屋でしたが、障子越しにお庭の植物が風に揺れるのが見えて、風情いっぱいで、池波正太郎の世界という感じ。

お寺みたいな曲がりくねった渡り廊下は吹きさらしなのですが、お部屋に入るとコージーで素敵な空間で、これからすっぽん鍋を頂くんだわ〜と気分が盛り上がります

12-4 daiichi nabe.JPG
最初に運ばれてきたのは、すっぽんの煮こごりでしたが、ちょっと目をつぶって頂きたい気分でした・・・でも考えないようにして、ビールを飲みつつ、とっとと平らげました。。。これは超コラーゲンだと思えば何とかなるものです

いよいよすっぽん鍋の登場です
コークスを焚いて、この年季の入った、お出汁の浸み込んだお鍋を熱し、熱々グラグラ地獄の釜焚き状態で運ばれてまいりました。

まずは仲居さんがスープをよそって勧めて下さいました。
生姜の香りと熱々のスープが何とも言えないおいしさ
アピシウスの小笠原の海亀のコンソメよりももっと癖がなく、熱々で生姜が効いている分、何だか解らない美味しいスープという感じです。

お鍋の方は日本酒の燗酒を頂きながら、あんまりじっくり見ないように・・・、美容と元気の源だ・・・と自分に言い聞かせて食べました。

でもとってもお味はよろしくて、しかも部位によって香りが違うところが楽しい発見でした
お魚のような生臭みのある部分、お肉を感じる野生的な部分、川魚特有の良い香りのする部分・・・。
お鍋を二回頂いて、身体は芯からぽっかぽか

12-4 daiichi risotto.JPG
〆には、お餅とお雑炊です
最初の一杯目は、こんな感じで卵を混ぜ混ぜして、まさしくお雑炊という感じで頂きました。

二杯目を頂く頃には、熱々に妬けたお鍋の上でお雑炊の水分が少なくなり、まさにすっぽんリゾットという風に、一杯で二度美味しいが楽しめました

千枚漬けの瑞々しさと、熱々のすっぽんリゾットのマリアージュがまた、絶品でした
冬の京都を堪能し、今夜からの英気を養うことが出来ましたよ

私はお鍋大好き人間で、自分でする時もお肉や魚介類は極力一種類しか入れないシンプル・レシピが好きですが、それにしてもすっぽん鍋にはお野菜も湯葉もな〜んにも入っていなくて、すっぽんのみなの

自信の表れとでもいうのでしょうか。。。すっぽんの存在感の大きさと言えるかな?
 
すっぽんの大市といい、鴨鍋の鳥新といい、何百年もの長きに渡り、一種類だけのメニューで商いを続けていられる・・・って本当にスゴイことですよね

アルバスでは、毎月ごとにメニューを考え、試作・試食を繰り返しては、お客様に飽きないお料理を提供することに頭を悩ませているというのに

妙に感心している私にHさんから、「だから商いは飽きないって言うのだよ・・・。」と実に含蓄のあるお言葉

Hさんが職場へのお土産と言って、すっぽん・ドリンクと?養素?という凄いネーミングのスープの瓶詰めを送って下さいました

あの旅行から帰ってもう二週間が経ちますが、すっぽん・パワーと年末に向けて摂取を再開した自分によく合うスペシャル・サプリメントのお陰か?、連日帰宅が新聞配達さんと出くわす時間帯という有様ですが、何だかとっても元気でおります








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2006年12月12日(火)00:14[ 京都 ]

京都そぞろ歩き

『丸山』での食事が済んで外に出ると、薄曇の空に気温もグッと下がっておりました

この日は、今年一番の冷え込みだったとかで、そして紅葉の見頃が最後の週末ということもあり、道はどこも大渋滞です   ・・・

とりあえず、今夜のお宿の『京都ホテル』まで、荷物を置きに行きました。
車窓から川端通や東山・北山の紅葉を楽しみながら、この様子ではどこかお寺に着いた時にはとっぷりと日も暮れてしまうし・・・、あとはお買い物に繰り出すことと相成りました。

腹ごなしに、御池通りから二条大橋を渡り、祇園にある呉服店『えり萬』を目指しました。

ここは趣味の良い小紋や、舞妓さん・芸妓さん御用達の帯揚げで知られたお店です。

京都のお店らしく、外から見ると非常に入りづらい、敷居の高そうな店構えではありますが、一歩足を踏み入れるととても優しいご主人が丁寧に応対して下さり、色々なことを教えてくれる、やはり京都らしく懐の広いお店です。
前回はEちゃんが、はんなり〜とした品の良い小紋と帯・帯揚げ・襦袢・・・一式を購入したのですが、たくさんの反物を見せて下さって、それはそれは楽しく、目の保養になったものです

今回は、風呂敷が買いたい・・・とのことで、電話をしてお邪魔しました。

12-3 @eriman.JPG

色とりどりの鮮やかな風呂敷たちは、小・中・大の三種類のサイズがあり、地の染めの色や絞りの文様・色の組み合わせが微妙に違い、二つとして同じものが無いのです。

私は買う予定はなかったのですが、こんなに愛らしく、造り手の温もりが伝わってくる芸術作品のような子らを見たら、可愛いもの好きの私は素通り出来ませんでした
私が購入したのは、手前にある黒地グリーンの楓との○梅が染め抜かれたもの(大)と、クリーム色地で梅を散らしたもの(小)です

Eちゃんは、迷うことなく小・中・大の三種類を?オトナ買い? 

皆で散々、あ〜だ・こ〜だと風呂敷を広げて、ご主人のアドバイスを聞きながら選び出す作業は、とっても楽しいひと時でした

こちらのお店は、入っても帳場があるだけで、商品は一切出ていないのですが、こんなモノが見たい・あんなモノが欲しい・・・というと、後ろの棚から次々と出してくれるのです。

東京での生活では、好きなものを好きなように手にとって見て・・・、ということがほとんどですから、こういうのってイタリアをはじめとするヨーロッパのお買い物の仕方ですよね。

若い頃、初めて行ったイタリアで、ブラウスや手袋やショール、はたまたハンカチでも何も・・・、お店の人に、こういう物が欲しいのですが・・・、と告げないと品物を見ることすら出来ないスタイルにはちょっと面食らいましたが、今はこういう遣り取りが楽しいと思えるようになりました

京都に行ったら、是非、立ち寄りたいお店の一つであります。

そぞろ歩きながら、『かづら清』→Hさんに教えてもらって初めて入った三条大橋のたもとの有名なほうき専門店『内藤箒商店』を覗き、手作りの職人技で作られたホーキを手にとって見ると、何か欲しくなってしまいました。

試しにひとつ小さなものを買いたいのですが・・・、とお店のおかあさんに相談すると、お茶碗や土鍋を洗う時にちょうど好いサイズ・硬さの小さなちいさな箒のような形のタワシをおススメしてくれました。

こちらでも、お店の方にアレは何コレは何・・・と質問しまくりましたが、とても親切に教えてくださいましたよ。

小さな箒状のタワシは、3〜4年も優に保つとかで、これがあればご飯粒のこびりつきでも、お鍋のコゲでも何でも、お水につけ置き、こすっただけでキレイになるのだとか

「それってまさしくエコですねドイツにもそういう商品がありますよ」と感嘆の声を上げた私に、おかあさんは、ドイツで何かの賞を貰ったことを教えてくれました。

・・・それにコレって、天然素材だから、だめになったらほかせば自然に返るから、本当に環境に配慮した偉い商品です

12-3 @naito hoki.JPG

その後、大好きな俵屋旅館のギャラリー『遊形』を廻ったのですが、こちらに伺うといつでも欲しいものがたくさん目に留まって、困ってしまいます。

ホテルに帰りついた時には、両手にたくさんの荷物を抱えておりました

私たちがこんなに歩いたには訳があり、夕食は私の行きつけのお店に予約をしてあったからです。

・・・というか、今回の京都旅行のメイン・イベントが、春に皆をお連れしたその料理屋を再訪することだったのですから。

いつも私は、昼か夜のどちらかだけ京料理や懐石を頂いて、一方はおうどんとかそんなもので軽く済ませるのですが、今回は完全に喰いに走っていますね

12-3 matsu kaburamushi.JPG色々いただきましたが、冬の京都を代表するお料理のひとつ、 『鏑蒸し』

聖護院かぶらの甘みは、もう少しグッと寒さが増してからが本番とのことで、出始めの今頃はかぶらをすりおろして供するのだそうです。
脂の乗ったぐじ(甘鯛)と一緒にいただくと、身体の芯から溶けそうな感じです

12-3 matsu kani.JPGはここでも出てまいりました。
間人(たいざ)の蟹が高級だと、世間では言われているけれど、京都では3つのランクがあって、間人は一番下のクラスなのだとか
今夜のこの蟹は、ツシマだとのことです。
ワタクシも勉強不足でしたので、見聞が広まりました。

12-3 matsu fugu.JPG冬の味覚といえば、王様級の扱いを受ける『ふぐ』も当然ながら出てきましたよ
溶ろけるような白子に、お刺身、河豚のお出汁で取った蒸し物などなど・・・。
こういうモノは、東京にいる時にはいただけませんので、いっぱい堪能させていただきました

さんざん頂いて、スイスイと日本酒がススみ、お昼にあんなにいただいたことも忘れてしまうくらいでした

満足
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2006年12月7日(木)00:26[ 京都 ]

祇園 丸山

久しぶりのブログ更新となってしまいました

ここしばらく仕事以外にも用事が忙しく、あちこち奔走して飛び回っておりましたところ甥っ子から発生した嘔吐下痢症が家族内に流行
私も吐き気に悩まされ、三日ほど辛い日々を送っておりました。。。

今ではすっかり良くなり、12月最初の日曜日、一時は参加が危ぶまれた京都一泊旅行へ無事に行ってまいりました

前回、二月の終わりに滋賀県長浜の鴨鍋専門店『鳥新』&京都ツアーをしたのですが、その時のメンバーで盛り上がり、次回は紅葉のシーズンにね・・・との約束が果たされたのです

例によって前夜は帰宅が明け方となってしまいましたが・・・。
新幹線に飛び乗り、京都に到着してまずは向かった先がこちら↓

12-3 maruyama1.JPG祇園 『丸山』 さんです
お世話になっているHさんのお手配で、二階の一番奥の素敵なお部屋が用意されていました
Hさんは久々の来訪とのことですが、坪庭が望める素晴らしい室礼のお部屋で、漆塗りの低めのテーブルに椅子席が待っていました。
畳に正座も良いのですが、外国の方とか足の悪い方なんかには、とってもありがたいお部屋なのではないかしら
仲居頭さんも、はんなりした物腰の中にも芯の強そうなところが感じられ、京女のサービスを見たりという印象です。

12-3 maruyama hobayaki.JPG まずは?玉の光 大吟醸?をいただきながら・・・。
たった三時間の旅で東京から京都に着いてしまいますが、いつだってワープしたような気持ちになり、本当に不思議なものです
誘っていただかなければ、なかなか連休でもないただの日曜日に京都まで足を延ばす気持ちにはなりませんから、心から
感謝

朴葉焼きです。
茸や銀杏、霜降りの溶ろける牛肉を、甘めのお味噌でいただきました。
一気に紅葉モード・京都モードが高まってまいりました〜

12-3 maruyama yakigani.JPG本日のメインの焼蟹です。
間人(たいざ)の蟹を、炭火で炙っていただきました
甘くてジューシーで、まさに素材の勝利という一品です。
蟹味噌がまた、絶品
蟹の甲羅酒と、蟹のスープも添えられました。
端正な顔立ちの、イケメンという今風の呼び方よりも、男前と呼ぶ方が相応しいような見目麗しい若い板前さんが、目の前で炙ってくれました
炭火のほっこりとした香りと日本酒で、身体が芯から温まってきましたよ

12-3 maruyama kanizukushi.JPG
今日は蟹づくしです。
この時期、京都に出向いたら、必ずこれがいただけるって楽しみにしていました

甲箱蟹、我が家ではセイコ蟹とかセコ蟹とかって呼びますが、初冬のお楽しみですね
家ではだんだん面倒になってくると、母が蟹の身をほぐしてくれますが、料理屋さんだと身も雌蟹の卵も全部を美しくまとめて出してくれます。
私はこの雌蟹の子が大好きなの
蟹を甲羅ごと出されると無口になって格闘しなければなりませんから。。。
それはそれで、家でのお楽しみということですね

『丸山』さんは、こちらの祇園とすぐそばの建仁寺と二件お店があり、高級マダム向け雑誌の京都特集ではご常連ですが、実は私は初めてお邪魔いたしました。

こちらと並んでよくメディアに露出している料理屋さんの幾つかで、立て続けにガックリしたことがあって、自分ではなかなか伺うチャンスがありませんでした

でもお料理をいただいてみて、考えを改めましたよ

お料理は必要以上に絢爛な見た目ではなく、それでいて非常に美しく、内容は実にオーソドックスですが、どれもしみじと美味しくいただけるものばかりでした。
食材は選りすぐりのものが吟味され、空間も素晴らしかったです

帰りに一階のカウンターでおぶ(京都弁で言うお茶のこと)をいただきながら、ご主人や女将さん(柔和なお顔立ちやお着物の着こなし、とってもお品が良くて、不思議なオーラのある方でした)とお話をしたのですが、本当に色んなことをご存知で、京都の私の知らない世界を教えていただきましたよ

また季節を変えて、再訪してみたいと思えるお店に出会えました

満足










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