うれしいうれしいニ連休
長く厳しかった暑さもようやく終わりを迎え、今宵は虫の音が耳に心地好く響きますね。
明日もお休みかと思うと無上のシアワセを感じ、ホッと一息ついているワタクシです
「シーズン最後の
“鱧松茸” でも食べに京都行こうかな

」という考えが頭をよぎりましたが。。。
諸般の事情(まぁ要するにお小遣いの使い過ぎによる金欠病

)により、恒例の
『京都食べまくり旅行』 を泣く泣くアキラメ、東京でのんびりと過ごすことにいたしました。
親友の
F君夫妻が、「たまにはゆっくりゴハンでも食べよう

」・・・と誘ってくれて、いつものごとく宴会部長のワタクシにお店の選択の権限が回ってきました
うちのお客様も私の友人たちも皆利用している、帝国ホテルのベビー・ルームに赤ちゃんを預かってもらうというので、場所は銀座・丸の内界隈に限定され、そして和食好きの友人のリクエストは当然のごとく和食
「日曜日に銀座で和食・・・」って、かなり頭を抱えてしまいます
もともと東京ではほとんど和食を食べに行かない私にとって、手持ちのカードは無いに等しいのでした。。。
寿司・天ぷら・鰻・蕎麦・・・といった、単独のモノなら出かけますが、今回ばかりは困り果て

お客様たちに助けを求めると、「隣の
“京ふじ” 日曜日やってるよ

」とある方が教えて下さいました。
『灯台下暗し』 ・・・直ぐに諺や格言が頭に浮かぶ、旧い気質の文系人間クシモトです
アルバスのまさにお隣のビルに入っている
“京ふじ”さんという京料理のお店があるのですが、三年半もご近所で商いをしながら、一度も足を踏み入れたことの無い場所でした。
そりゃ〜そうだ
だってうちの職場は、
一食だけど食事付き
(昼寝も

)だもの。。。
これがもし、賄いのない普通のお仕事だったら、近隣のお店には一度くらいは足を運ぶでしょう

(・・・お高いお店のランチには、上司に連れられて行くのだと聞いたことがあります。)
電話番号を調べるよりも、お隣の看板を見て電話をかけるよりも、直接お店に行って予約をするのが手っ取り早いということで、ソムリエの制服を着たまま、直でお席の確保にお邪魔したワタクシです。
普段、お休みの日には極力、銀座には近づかないように努めておりますが、何の因果か?会社の真隣にお出かけするとは・・・と思いながらFOXEYにもチラッと寄ると(昨日も来たばかり

)、「お休みの日なのに、珍しいですね

」とまで言われてしまいました。
前置きが長くなりました。。。
お店に入ると、カウンターでお若い
はつらつとした料理人(イケメン揃い

)が気持ちよく迎えて下さり、白いカバーがかかった椅子に腰掛けると、何だか京都に来たみたいな気分になってきましたよ
萩の描かれた敷き紙を眺めると、ちょうど今時分の京都の風情が蘇ります。
口取は、
“秋草皿”と名づけられ、新銀杏・小芋・鯛真砂和え・栗・小鯛笹寿し。蛸の子・・・といった、季節感豊かな美味しいものが少しづつ。
右手の美しい瓢箪型の塗りのおわんには、胡麻の風味豊かな、冷たい湯葉のすり流しが。

お椀は、
“松茸 土瓶蒸し”
実は、アルバスのお客様のブログにて、こちらの丹波の松茸尽くしの、めくるめく夕餉の、もの凄い光景を見かけたことがあるのです
アルバスとこちらではお客様も重なっているので、色々な噂は耳にしておりましたが、立派な弁護士の大先生や会社の社長さんと同じものを頂こうなどとは、夢にも思ってもいないクシモト。
でもでも一応予約の際に、「
松茸は何かしら出ますかねぇ・・・

」とお店の女性に聞いたところ、「このコースだとお約束は出来ませんが、お隣の方でしたら大将に言っておきますね〜。」とご親切なおことば。
ありがとうございます
鱧と
岩手産松茸の土瓶蒸し、
プチ京都旅行気分になれました

お刺身は、大好きな
“鰹叩き”
小学生の頃から、トロのお刺身大好き少女のワタクシ、そして何と言っても春の筍堀り旅行の際、必ず竹の子とセットで出されるカツオのお刺身をこよなく愛していたクシモトです
・・・というのも、一族郎党で繰り出す筍堀り日帰り旅行

で出かける先は、祖父の持ち物だった千葉の山なのですが、古い萱葺き屋根の家で従兄弟たちと食べるお昼ご飯
竹の子を掘るのは楽しいんだけど、お野菜大嫌い・タケノコなんて絶対食べれない

とにかく
偏食ガキでしたので、必ずセットで出される鰹のお刺身だけをひたすら食べる。。。みたいな
そして「いつも家で食べるトロや鮪とまた違って、この何だかわからない美味しい赤いお刺身は何

」・・・「アレをまた食べたい

」と母に所望していたのは、小学校2〜3年くらいだったと記憶しています。
物心ついて
『戻り鰹』というモノの存在を知った時には、「お魚ってスゴい、自然って偉大

」・・・と本当に感動したものです
春の鰹・秋の戻り鰹、どちらも大好きで比べることが出来ないですが、お刺身も叩きも甲乙付け難くどちらも大好きで、でもこの皮目の
サックリとした炙り加減

は、やっぱり熟練した料理人のワザだな〜、と感動した次第です。
“丹波蒸し”は、うなぎ・銀杏・新蓮根・おかき・百合根が入り、絶妙な塩梅のあんかけに山葵がフワッと香り、
ウットリ〜とする美味しさでした
こういうテイストが大好きなのですね
友だちに倣って、芋焼酎“鉄幹”のロックを飲んでいたのですが、やっぱり途中からワインを飲んでしまう私なのでした。
シャブリのプルミエ・クリュとのことでしたが、嫌味な感じなのでボトルを見せていただくのはご遠慮いたしましたよ。
美味しかったらそれでOK

なのです

ご飯は
“カマス飯蒸し”
先日、妹が熱海から送ってくれたカマスの干物で“カマス寿司”を作ってみたところ、皆から好評を得たばかりだったのですが、カマスは今がシーズンなのですね
私が作ったのは、すだちをたっぷり絞って、どちらかというと魚の香りを消すようなお寿司でしたが、こうしてもち米で飯蒸しにするのもほっこりと秋らしくていいな〜

と思える秋風の心地好い晩餐でした。
最近はお互い忙しくてなかなかゆっくり会うことも出来ないし、アルバスに来てくれても私はどうしても
仕事モード
、我が家のパーティでは大勢でワ〜ワ〜

やっていて親密な会話がままならないので、久々に心おきなく語り合え、とってもリラックスしてしまいましたよ
友人夫妻も、こうしてほんの短い時間でも子育てから開放されることによってリフレッシュ出来るし、新米パパも新米ママも私も、皆それぞれ、すっかり楽しく美味しい時間を満喫できたひと時でございました
いつもありがとう

& ごちそうさまでした
