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2007年10月29日(月)00:38[ 日記 ]

上野 ぶらり歩き

 芸術の秋  

・・・ 日頃、  食欲の秋  の方がダントツ優勢のわたくしですが、数週間前お流れになっていた
『SCAI THE BATHHOUSE』 行き。

台風20号が発生し、雨のそぼ降る秋の日

出勤前の慌しいひと時、 上野桜木 まで足を延ばしました


10.26 scai the bathhouse.JPG

『SCAI THE BATHHOUSE』 (すかい ざ ばすはうす)
は、その昔、 『柏湯』という名で営業していた銭湯を改装し、現代アートのギャラリーとして使っている、一風変わったギャラリー

李禹煥 (Lee Ufan) の個展が終了!というギリギリ押し迫っての訪問となってしまいましたが、李先生はアルバスの大切なお客様であり、いつも熱く色々なお話を聞かせて下さる、本当に偉大な方であり。。。

本来ならばこんなに近しく、懇意にさせて頂けるような方ではないと思うのですが、当のご本人は見た目、至って普通の人なのであります。

数年前に同じココで個展をされた時も、2004年の東京近代美術館の展覧会でも、2005年に横浜国立美術館で盛大な個展をされた時も、毎回足を運んでいますが、正直、最初は全く理解できなかった。。。

でも回を重ね、NHKのドキュメンタリーで李先生の制作風景を見たりするうち、何となく、少しづつわかってきたというのかな・・・?

李先生の作品の前  だけが描かれた絵画や、巨大なや厚い鉄板の彫刻の前で、じっとしていると、空気を感じるというか、包まれている心地好さを感じるようになってきました

横浜の時は作品の数も、展示の仕方も、その美術館の立派さもあり、気圧されるような圧倒的な迫力を感じましたが、こちらの『SCAI THE BATHHOUSE』は自然光が入り、歴史ある佇まい、そして元銭湯という独特の雰囲気を持つ空間であるということもあり、そういう感覚を持てるのかもしれないし。。。

以前の職場の頃よりも、4年前にアルバスを始めてからというもの、帰国のたび(年の半分以上は欧州)フラリと立ち寄られては応援・叱咤激励してくださり、ヨーロッパの最新の食事情や、ご自分が感じたことを話して下さり、ご家族やご友人と寛がれる姿に接し、李先生をより近くに感じることが出来るようになったからかもしれません。

今年、ヴェネツィア・ヴィエンナーレに於いて、世界的にさらに賞賛を得た李先生の個展を
写真で拝見しましたが、同じ人の同じ作品でも、別の文化・空間の中にあると、違ったものに見えるのは本当に不思議で、もう終わってしまいましたが、私もその場に居てみたかったと・・・つくづく思いました。

10.26 tonkatsu.JPGほとんど谷中という、上野のはずれではありますが、わざわざ悪天候の中この地へ足を運んだのだから、 『とんかつ』 でも食べないとね

上野はとんかつ激戦区であり、御三家の蓬莱屋・本家ぽん太・双葉が有名ですが・・・。

お三方ともそれぞれに特徴があり。。。

我が家の行きつけで、私のお気に入りは、松坂屋裏のヒレかつの老舗

(子供の頃から、動物園や博物館に出かける時は、ここの黄金のきつね色に揚がった棒状のカツレツが何よりの楽しみであった、オヤジのようなガキのクシモトなのでした。。。

家では母に、「上野の棒みたいなカツが食べたいヒレ一口かつじゃダメなんだ〜〜〜」・・・とせがみ、母は家族7人分の棒カツを、汗だくになりながら料理してくれたものです ・・・自分ならば絶対にやらないでしょう 感謝 

時々、父がとんかつ以外の洋食メニューを食べたいとなると(タンシチュー好き)、白いカツレツで有名な松坂屋そばの老舗。

鈴本演芸場裏のロースかつの老舗へは、若い頃とんかつ好きの友だちと2〜3回足を運んだことがあるくらいかな?

この図を見て、すぐにどこのトンカツかわかった人は、余程の上野とんかつ通と見ましたよ

この日のお店は・・・う〜ん、とんかつはこういうのが好きな人もいるよね・・・みたいな、私の好みとは少し違うもので。。。
少し待たされて出てきた白飯は蒸らしが足りなくてベタッとしていたし、お味噌汁は化学調味料の味がして、キャベツはせっかくフワフワなのに、水切りが悪くてもったいなかった。。。

何はともあれ、今夜は満席ですから、出勤前にコレを平らげてパワーを充電

10.26 usagiya.JPGせっかく上野まで来たのですから、“かりんとう”やら、“小倉アイス” “大福” “小鯛焼き” “あんみつ”・・・和のスイーツが充実ですが、一番大好きなココへ走りました

『司 うさぎや』

どら焼きで有名なこちら、日本橋と阿佐ヶ谷にも『うさぎや』さんはありますが、私が一番慣れ親しんでいるのが上野のうさぎやで

気の置けないおつかいものには大変重宝しておりますし、家族も皆大好き
(ちなみにあとのお気に入りは、浅草の亀十・駒込の中里・赤羽の黒松です

10.26 usagiya dorayaki.JPGここのどら焼きは、今さら言うまでもなく、本当に美味しいの

蜂蜜入りのふわふわの皮に、瑞々しくサラッと炊かれた餡が挟まれ・・・

出来立てのその日のうちにいただくと、ふんわかした生地の上で、やや赤みのあるアンコがキラキラ光っていて、甘さはサラッと控えめ、まるで上等な茹で小豆を食べているよう感触なのです

だから初めて食べたうちのスタッフなんかは、「何か甘みも少ないし、どら焼きっていうか、少しもの足りない・・・」などと言うのですが

それは作り置きで時間の経った、大量生産のどら焼きしか食べたことのない人の言う科白だと思うんだなぁ・・・。

翌日いただくと、皮と餡が馴染み、アンコの甘みもグッと詰まって、所謂、普通のどら焼きらしい食べ心地には近づいているのですが、きっとこういう状態のものを食べたら彼は納得するのかなぁ・・・

うちのある一人のチビなんかは、買ったら、クルマの中で食べちゃうくらいなのになぁ・・・

そして彼女は、「ここのどら焼きが日本一」・・・などと、ご立派にも生意気なコメントをするのですが、作った職人さんの心意気を感じてくれているのかな???とオバ馬鹿な私としては非常に頼もしく思い、日頃の自分の 『食育』 の成果を感じたりしている次第であります

翌朝は、 “おめざ” にうさぎやのどら焼きがあると思えば、パッとベッドから飛び出せるあたり、すっかりいつもの  食欲の秋  に戻ってしまったワタクシなのでした



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2007年10月24日(水)10:19[ ホーム・パーティ ]

慶祝!!

10.21 kuri-gohan.JPGお鍋の最後はなめらかな “半田細うどん” をツルツル〜とお腹に収め。。。

タイミング良く炊きあがった “栗ごはん” と、やはり京都展で入手した 『大藤』 の千枚漬けで〆ます

千枚漬けは、季節的にはまだ少し早いかな・・・?

もっと寒さが増してからの方が気分なのですが、『大藤』さんは元祖ですし、京都展で希少品だけを扱うコーナーにちんまりと、商売っ気ナシにいるのを発見、迷わずお買い上げ

昨冬京都にて、方々のお漬物屋さんで千枚漬けのテイスティングをしたのですが、一口食べて化学調味料の味を感じてしまうお店もあったのが事実

私は、千枚漬けなら 『とり市』 か 『村上重』 そしてこちらの大藤さんのが気に入っているの

少量の壬生菜とお昆布が添えられている所も、此方を気に入っている理由なのです

10.21 dessert.JPGデザートは、ご近所に昨年オープンした  『K-Vincent』 (カー・ヴァンソン) へ買いに走りました〜(・・・といっても1分)

私の地元は東京でもフランス人が好んで多く住むエリアなので、ビストロやブラッスリー、クレープリー・・・といったお店が満載ですが、会社でいつもフラを食べている私にとっては、うちのスタッフが作ってくれるモノの方がはるかにレベルは高いの。

それによく人から、美味しいお店がいっぱい近所にあっていいね!・・・と羨ましがられるのですが、だいたいにおいて毎日帰宅は深夜ですし、お休みの日はうちでまったりするか、出かけてしまうか、実家に帰ってしまうかなので、地元を徘徊するということは皆無。

そんな感じですから、以前から気になっていたこちらのパティスリー今回初来訪なのですが、入った瞬間に「ココはいいお店だ」・・・と確信しましたよ

お店の佇まいにしても、ガラスケースの中のお菓子たちにしても、小さいお店なのに大勢のスタッフがイキイキと(しかものびのびと)立ち働く活気。。。

そして私が一番気になる、いい 『気』 が感じられるのですよね

お菓子はどれも素晴らしかったので、またいずれご報告いたしますね

10.21 shinischiro.JPG今回は『お鍋開きの会』と銘打ちましたが、本来の目的は何といっても F家ベイビーのお披露目

5月に生後3週間で対面して以来4〜5回めですが、すくすくと成長する様子には会うたび驚かされます

テーブルの反対側から、伸ちゃんとすっかり板についたパパ・いつまでも美しいママのFファミリーを眺めていると、非常に感慨深いものがあり。。。(うれし涙

昨年のお鍋開きの会の時、この子はまだお腹に宿ったばかりで、Sちゃんは欠席だったんだよね・・・。

私には「ひょっとして?」という予感があったのですが、帰りがけF君からオメデタのNewsをこっそり打ち明けられて、本当は飛び上がってその場で皆に発表したいくらいうれしかった〜

そして、「どうか無事によい赤ちゃんが生まれてくれますように・・・」と祈りながらしばらく過ごしたものでした。

無事に生まれてくれて、あっという間にもう離乳食の頃を迎え、私の作った南瓜をモリモリと食べてくれる様を見ると、ものすご〜く Happy な気持ちになります

Sちゃんも、「昨年は来れなかったけれど、今年は松茸パーティに参加出来てうれしい!」と無邪気に言ってくれます。。。

そんな様子を眺めていると、「この子たちのためにも(うちにも甥っ子・姪っ子いっぱいいるし!)平和な世界と環境を守らなくては・・・」と非力ながらも思うクシモトでありました。

10.21 members.JPGそしてこの日は、もうひとつでうれしい報告が

(毎回、お鍋奉行とカメラマンをしてくれるYさんが出張中で、良い写真が撮れませんでしたが・・・

I君とセンパイ夫妻にも待望のベイビーが誕生しま〜す

・・・しかも、すでに8ヶ月を迎えており

私がこのNewsを聞いたのは、9月の最初の日曜日。

有り得ない日曜日の早朝、先輩からの着信履歴にタダごとならぬ気配を感じ、直ぐにコール・バックしてうれしい報告を受けた時には、電話の向こうとこちらでうれし涙を流したっけ・・・

超・慎重派の先輩は、「もう絶対に大丈夫!って思えるまでは。」、と親きょうだいにもその前夜まで伏せていたそうで、「仁ちゃんに一番に報告したかったので、今まで言えずに辛かった・・・。」とのことでした。(泣けるねぇ

その後F家への報告は、何と私からだったのですが、その時はSちゃんも涙うるうる・・・

F家・I家共に、本当に待ち望んだお子だけに、うれしさと信じられない気持が交錯し、クシモトはしみじみと喜びをかみしめた夜でした

F君・I君どちらも小・中学校の同級生なので、振り返ってみると本当に長いこと付き合っており、現在はそのパートナーも含め私にとってかけがえのない仲間なわけですが、子供を授かるにしては平均よりは大分遅めの私たち。

でも、人生というものは、十人十色、人それぞれのペースというものがあって、お互いにこれから、親としての喜びや苦労を味わっていくことになるわけです。。。

幼稚園ママの間では、きっと相当年齢のいった人っていう存在になるのでしょうけれど、自分のやりたいこともある程度はやったし、人として成熟した頃に親になるというのは、すごく理想的なのではないかなぁ・・・?

私は子供はいないので、疎外感(?)ではないけれど、皆コドモを中心とした生活や人間関係が出来て、だんだんこうして集える友達がいなくなってしまうのかな・・・?と一抹の寂しさを感じたこともありました

でも乳児もすんなりと景色に溶け込み、大切な友だちと美味しいものを囲み楽しい時間を過ごす彼らの笑顔を見ているうちに、ペースやスタイルは変化したとしても、いつの時もこうして皆の Happy な顔を見ていられることに自分の喜び存在意義を見出せばよいのだ・・・と確信しました

先輩は毎回毎回、我が家のパーティの時には強力なる私のサポーターであり、早めに来ては手伝ってくれて、そのゆるゆるとした時間がまた心地よかったのですが、「これからは赤ちゃんを背中におんぶして手伝う」、とたくましく、これまた泣けることを言ってくれているので、私も仕事の合間をぬっての準備に追われる大変さに負けずに、これからも我が家の飲み会、頑張って続けていこうと思います

いつまでも心配かけてばっかりで、なかなか良い報告も出来ない私ではありますが、いつも励ましてくれる心強いS夫妻も含め、友だちって本当にありがたく、大切な存在ですね

10.21 vins.JPG


左より、AYALA Brut majeur , '01 CHABLIS Grand Cru Les Preuses (O.Leflaive) , '02 Gevey-Chambertin (H.Geoffroy) , '03 LA CHAPELLE DE LA MISSION HAUT-BRION , '97 Vintage PORT です

次回はちょっと 庶民的 な食材をテーマに、飲み会を催すつもりですぞ
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2007年10月22日(月)11:51[ ホーム・パーティ ]

毎年恒例

むかしむかし、ある所に kussy という名の食いしん坊がおりました。

ワイン給仕係 をなりわいとするその娘(少し年はいってますが)は、どこまでも食い意地が張っており、自分の庭のゼラニウムの根元に繁殖した正体不明のきのこまで食べてしまうほど、危険を顧みない、無鉄砲なところがありました。

ある年、記録的猛暑だった夏が過ぎ去り、秋風が吹き始める頃、毎年恒例となった 
『お鍋開きの会』 をやろうではないか・・・という話が盛り上がりました。

仕事を離れても、どこまでもサービスマン精神旺盛で、その上仲間内の宴会部長でもあるkussyは、何をテーマにするか?苦悩する日々が続きました。。。

“まつたけ” ・・・それしかないではないか?・・・皆ソレを期待しているに違いないのではないか??

自分でもそう確信しつつ、何しろ昨年よりも三週遅れ、初物感というありがたみに若干欠けることを気に病むkussy。

その上収穫が減少し、価格が高騰している国産マツタケは、一介のワイン給仕係にはとてもとても手が出せません

しかし毎年、ふんだんに食べていた中国産松茸は、ご存知の通りのこのご時世。

無鉄砲で怖いもの知らずの自分はよしとしても、大切な友だちを危険にさらすことは、到底出来ますまい

そこでハリキリkussyは、かごを手に、自ら山へ松茸狩りに出かけました   ・・・とさ

10.21 canada matsutake.JPG
 
ふ〜っ・・・疲れた

今年の『お鍋開きの会』用にと、カナダ産を!とリクエストし、出入りの八百屋さんにお願いして届いた、見事な松茸

夏の終わり、松茸について友人のYさんと話をしたのですが、彼は学生時代、カナダに留学していたので、カナダ産松茸に関して、私が抱いていた偏見がないのでした。

信頼している人の意見には、すぐに右へ倣えで影響を受ける、単純なクシモトです

カナダの松茸は何だか色が白いし、日本や韓国・中国などアジアのマツタケとはちょっと違うものらしい・・・ということを、旧体質の父から聞かされて育った私。

両親によると、昔は今ほど高くなかったから、いつも家では広島産のつぼみを食べていたし、父の学生時代の親友が信州に松茸山を持っていたから、一緒に山に入ったり、毎年そのおじ様から送って頂いていた・・・そうなの。

子供の頃は香りの強いものは受け付けなかったし、椎茸をはじめとし茸類は食べられなかった、今からでは考えられないくらい好き嫌いの多かった私なので、そんなこと憶えていないな〜。

中学生の頃、松茸フライがようやく食べられるようになって(ただし、ブルドック・ソースをかけて!)そして松茸ゴハンもイケるようになり・・・秋になるとお弁当にセットでよく入っていたものです。

何はともあれ、カナダ産だろうが何だろうが、これだけたっぷりとあると、何だか豊かな気持ちになるし、香りはちょっと疑ってしまうくらい強いのです

さ〜、コレだけあればフライとお鍋でたんと食べられるぞ〜〜〜

10.21 apetizers.JPGスターターは、アツアツ揚げ立ての松茸フライにすだちをキュっと絞って

戻り鰹のお刺身は、Sちゃんのおもたせ大分より届いたカボスをお醤油に垂らして、実にフレッシュな自分流即席ポン酢でいただきます!

伏見甘長とうがらしは普段は生でかじったりソテーにしていますが、よくあるピーマンの肉詰めを模し、この後のお鍋用に作った鶏団子を流用してつくねとしました。(某美食ブロガーさんのアイディアを拝借)

独特の細長〜い甘長は、ひき肉を詰めるのも一苦労ではありましたが、ほんのり甘辛いつくねはお酒のアテにピッタリでした〜

頼むから皆、「ちょっとピーマン取って!」って言わないでね
ピーマンじゃなくて、甘長とうがらしでやった所に意義があるんだから!!

かぼちゃの蒸し煮は、いつもと違った調理法で
切った南瓜にお砂糖をふりかけ数時間、浸透圧の作用で水分が出て汗をかいた状態のかぼちゃを、その水分とミネラルウォーター、一つまみの塩だけで煮るシンプルスタイル。
お醤油もお出汁も一切使わないのですが、甘みと旨味が凝縮して、ほっこりピュア端正な味わいに仕上がりましたよ
この調理法、オススメ

お箸休めの生野菜は、ボスの実家の福島から毎年今時分に届く、春菊のサラダ
母上が丹精込めた美味しい春菊は、茎も柔らかで美味しいから絶対に捨ててはならない・・・と再三に渡り釘を刺されておりました。
カリカリにしたパンチェッタを添え、薫り高い春菊を頂くと、これから冬に向かうんだな〜、と実感が湧いて来ます。
ボスの田舎は何でも過疎の山合いの村で、もう少しすると雪に覆われてしまうのだとか。。。
お目にかかったことはありませんが、高齢なのにセッセとお野菜を送って下さる福島県石川郡石川町仲田ウメ子さんには心から感謝です

10.21 matsutake-nabe.JPGメインの松茸鍋です

要するに土瓶蒸しを大きな土鍋でする・・・というイメージですが、贅沢に大きく裂いたマツタケをふんだんに頂くということに意義があるのです。

鶏軟骨入りつくねは、定番のぢんとらの極上山椒を効かせて。

土瓶蒸しといえば、三つ葉が必須ですね

お揚げは嵯峨・清涼寺にある『森嘉』さんのもので、生湯葉は『千丸屋』さんです。

タイミングよく、地元のデパートで京都展が開かれていたので、貴重な森嘉のお揚げが入手出来ました
京都でも清涼寺のお店か大丸で少し扱いがあるだけの、とってもレアなお豆腐屋さんです。
地元では、料理屋さんや湯豆腐屋さんでも、「森嘉のお豆腐つこてます!」・・・とわざわざ言うくらいにクオリティの高い豆腐なの。

子供の頃から、嵐山・嵯峨野を散策すると必ず、両親が森嘉でお豆腐を買ってブラブラと手に提げて持ち帰るので、京都のマンションでの朝ごはんは湯豆腐と決まっておりましたっけ。。。

お揚げは手切りの手揚げだということが直ぐに伝わる、実に自然なお揚げさんですよ。

百合根とぎんなんがたっぷりと詰まった“飛龍頭”(ひろうす=がんもどき)も入手し、お揚げと共に実家の冷凍室に保存してきましたから、ゆっくり出来る日にでも爺・婆(じじ・ばば)と一緒に楽しむこととしましょう

京都展は先週は日本橋の高島屋でもやっていたし、どこの百貨店でも初出店を競ってますよね

日本橋高島屋には、大好きな『湯葉半』がやってくるのですが、こちらの百貨店には出店がなかった・・・
皆にも湯葉半の生湯葉を食べてもらいたかったけれど、人生そうそう上手くはいきません。。。

ごくごく薄いお出汁に具材をくぐらせ、サッと火が通ったところでスダチをかけていただきま〜す

10.21 with sato-san.JPGクシモト&Sの酔っ払いコンビです

「まいう〜

・・・と言ったかどうかは記憶にありませんが、Sさん!唇がそういうカタチになってますえ〜

・・・かくして、楽しい
 『お鍋開きの会』 宴の宵は更けてゆくのでした・・・


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2007年10月18日(木)03:26[ グルメ ]

新潟より・・・天日干しコシヒカリ 新米

収穫の秋   ・・・すなわち・・・   食欲の秋   の到来

今年も 新米 の美味しい季節が廻ってきましたね

かくいうクシモトですが、何しろお米は、自分でお金を出して買ったことがありません 
(・・・唯一、アメリカに居る頃には、日本食料品店にてカリフォルニア産の日本米を購入していましたっけ。。。)

ニッポン人の主食である、お米

我が家では、母が新潟出身ということもあり、子供の頃からお米にだけは不自由したことがありません。。

そして今は、妹の嫁いだ相手の実家も新潟だし、有り難いことに、やはりお米には事欠いたことがないの。。。

毎年お願いしている新潟の農家さんにお願いして、玄米を確保しては、定期的に送ってもらっているようです。(・・・他人事みたいですが、あんまり把握していない

shin mai 2007.JPGワタクシに関して言えば、二年前に、“ひとり暮らし 時々 実家暮らし” という『二重生活』をスタートして以来、お米の問題に、ようやく直面するようになったというのが現実

きょうだい皆を見ていても、お米なんて自分でお金を出して買うものだという意識がないのですよね。。。

実家でもらうもの・・・というのがあたり前の世界。

今はせめてもの恩返しに・・・と、実家に帰った際には、せっせと家庭用精米機をフル回転させるクシモトです

実のところ、ウィーク・デイもウィーク・エンドも、食事は会社か外食か、もしくは実家で済ませることがほとんどですので、さして必要性を感じるわけでもありません。。。

でも、オイシイご飯を食べたい時には、やっぱり外のお米よりも、新潟から届く 天日干し の我が家のコシヒカリが一番なのですよね

shin-mai.JPG


その上、どこまでも 『お道具フェチ』 のワタクシ

伊賀焼きのご飯釜 『かまどさん』 も、パーティ用の5合炊きと、“自分ひとりの時用”の2合炊きの両方を揃えてしまったし、見かけるとついつい手に取っては、結局おうちに迎えてしまう ご飯茶碗たち もこんなに増えてしまったので。。。(数えてみたら1ダースひとり住まいだというのに〜〜〜

だから、せめてゴハンだけは・・・と、時々炊いております

otamahan.JPG会社に出勤すれば、しっかりと、そしてバリエーションに富んだ食事が用意されていますから、おうちではシンプルなものが頂きたくなるのが常

『卵かけご飯』

ナマ卵がそんなに得意でもないワタクシなので、気分によって食べられたり食べられなかったり・・・なのですが、不思議なことに他人が美味しそうに食べる様子を見ると、無性に食べたくなったりするのですよね

巷で流行中のコチラ 卵かけご飯専用醤油の 『おたまはん』 関西風 があれば、気分はすっかりたまごかけモード

島根県・吉田ふるさと村製造の 『おたまはん』 は、国内産丸大豆醤油と三州三河みりんを使い、鹿児島のかつお節で旨味を出している、卵かけご飯専用のお醤油。

“関西風”と“関東風”の2種類があり、関西風はみりんを効かせた少し甘めのタイプ。

対する関東風は、みりん控えめのすっきりタイプ。

例によって例の如く、お店のお姉さんを捕まえて、「どっちが売り上げがいい」・・・と質問をし、人気があるという関西風をお買い上げ

すでに実家で食べてみましたが、なかなかに美味しいですよ

washita-pork.JPGこちらは、最近ハマっている 『スパムむすびメーカー』 と 『わしたポーク』 の黄金コンビ

スパムむすびをハワイで初めて食べた時は衝撃的でしたが、現在では日本でもコンビニには必ず置いてあるし、すっかり市民権を得た感がありますよね

今まではおにぎりを握ってこんがり焼いたスパム合わせ、海苔を巻いて・・・といちいち手作りしていましたが、ずっと探していたこちらのキットを昨年暮れ “セレンディピティ” にて発見
グランベリーモール内の “ザ・コンプリート・キッチン” にあるというのは噂に聞いていたのですが、私の大好きなソニ・プラのお姉さんバージョンのセレンディ・・で出会った時には、思わず2つまとめて オトナ買い してしまいました〜

spum musubi.JPGアメリカ人は、どこまでも不器用な人が多いのですが(失礼)、おにぎりを握るとか海苔巻きを巻く、なんていう作業のための、こういう合理的ツールを発明することにかけては天才的

太巻き寿司を作る時の要領で、手前2〜3cm程残してご飯をのせ、焼いたランチョンミート、ご飯を重ね、押し寿司の要領でギュっと押してから、あとは枠を外して海苔で巻くだけ

簡単でしょ

今まで、小さなおにぎりをたくさん握っていた手間を考えると、スパムむすびなんてコレでいいのだ!・・・と目からウロコでしたよ〜

オバサンkussyは、時々子供たちの子守をしなければならない窮地に立たされることがあって、彼らはお腹が空き始めるとガマンというものが出来ない習性なんですよね

・・・かといって、黙らせるためにを買いに走るのは簡単ですが、ある日 『わしたポーク』(=沖縄産の豚肉に黒糖を加えたランチョンミート スパムよりも塩分もグッと控えめで、とってもオイシイです)と 『十六雑穀米』(新米の白米でもいいんだけど・・・)で、 “ランチョンミートおむすび” を作って与えたところ、喜んで食べてくれたの

時間が許せば、お砂糖と日本酒でほんのり〜と甘く味付けをした、炒り玉子か薄焼き玉子を挟むひと手間を加えると、色合いも栄養もバッチリの 『虫養い』 の完成

『スパムむすび・メーカー』 なかなかどうして侮るなかれ、手放せないお道具の一つになりそうな予感です



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2007年10月14日(日)02:53[ ガーデニング ]

きのこ狩り

先週は半ば過ぎ、風邪による  発熱  に見舞われ、咽頭炎・くしゃみ・倦怠感にて・・・会社を早退するという事態に陥ったクシモトです

年に何回かは高熱を出す体質のワタクシですが、今年は夏風邪も引かずに 「思えば、丈夫になったもんだ〜」 ・・・と調子に乗っていたところ、季節の変わり目、やっぱり油断してやってしまいました〜

・・・ともあれ、一年で一番気持ちの良い季節
・・・気がつけば今年も残すところ、あと2ヶ月あまりになってしまいましたね

私たちの仕事は、何と申しましてもこれからが勝負
・・・そしてココからの日々がジェットコースター並に速いのです

兎にも角にも、健康には十二分に気をつけてやっていかなければ!・・・と決意も新たなクシモトです


そろそろ雉や鳩などのジビエも出始めましたし、何といっても今は 茸(きのこ) が盛りですよね

mashroom.JPGゼラニウムの葉陰に潜む、我が家のマッシュルームが見えますか

殊のほか暑かったこの夏、とにかく植物の水切れが心配で、毎晩ジャブジャブと必要以上に水を与えていた所、乾燥気味が適しているゼラニウムの根元に、な・な・なんと・・・キノコが大発生

ある晩、いつものように水遣りをしていると、ゼラニウムの葉陰にユラユラ〜とおっきな白い物陰が・・・

最初は色の抜けた葉っぱだと思っていたのですが、何だかソヨソヨ〜とする微妙な動き方が気になり、懐中電灯で照らしながらじっと目を凝らしてみると・・・ 「ギョエ〜 ・・・思わず後ずさりしてしまったワタクシです

zeranium with mushroom2.JPG

こちらの画像はつい先日のモノなので、もう大分小さくなりましたが、8月の最盛期の頃は、この3〜4倍くらいの大きさがあったのです

今でこそもう慣れましたからこうして 収穫(=きのこ狩り) も出来るようになりましたし、空気も乾燥してヤツらも生えなくなってきましたが、それにしたって一体どこから胞子が飛んできたのでしょうか・・・

虫も大嫌いですが、動かないけれどキノコも嫌なモノですよ

取っては生え、取っては生え・・・、最後には恐る恐るだけど、怖いもの見たさというか、段々と免疫も付いて、たくましくなってきたクシモトなのでした

10.13 champignon.JPG

こんな風に、食べられるChampignon(きのこ)だったら大歓迎なんだけれどね〜

二連休、福島の実家に帰省していたボスからのうれしいお土産

福島からは、香茸・笹しめじ・一本しめじ・舞茸・・・、フランスから届いたキノコたち(セップ・ジロール・トランペット・プルロット)と共に、秋の香りが満載です

ただシンプルにソテーしただけの茸の滋味深い一皿は、これだけで秋の山からのご馳走です

chinois matsutake pasta.JPG

こちらは私だけの秘かな楽しみ

もうかれこれ10年以上は通っている、銀座における私のretreatにて “カナダ産松茸のスパゲッティ” でお夜食

しっかりと銀座に根付いた、老舗の風格漂う健全なお店ですが、最近は飲酒運転取り締まりが厳しくなったこともあり、またいつも疲れていておうちへ直行なので、本当に時々しかお邪魔出来なくなってしまいました。。。

オーナーのG先生(ワインスクールの恩師)をはじめ、ず〜っといるスタッフのSさんの(計算ずくの?)天然ボケ+大阪弁の喋りが私の癒しのひと時です

いつも体調や仕事の心配してくれるし、黙っていても安心して美味しい、そして私好みのワインを出してもらえるので、心からホッとして過ごせるの

以前は友だちや先輩方、同僚たち・・・と夜毎、語り明かしたものですが。。。今でも一番寛げる場所であることに変わりありません

10.13 mushroom.JPG我が家のきのこグッズたち

どこで買ったかも忘れてしまった、キノコ型のキャンドルは、確かハロウィーンのJack o'lantanのキャンドルと一緒に購入したような記憶があります。

可愛くてもったいなくて、火を点すことが出来ないの

カラフルなキノコのお箸置きは、夏休みの最後にTACCOBAに行った時、下のAfternoon Tea General Storeで通りすがりに衝動買い

小さい頃に読んだ 『七人のこびと』 にでも登場しそうな、いかにも“毒キノコ”とした姿に、妙に魅かれてしまったワタクシなのでありました。。。

あの頃は本当に暑かったけれど、今じゃすっかり    ですねぇ。。。(しみじみ)



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2007年10月10日(水)08:58[ 日記 ]

Let’s go to IKEA!

一雨ごとに秋が深まりゆく季節になりましたね

二連休(世間は三連休ですが)の二日目、朝から冷たい雨が降りしきる中、念願の 
IKEA へ繰り出しましたよ〜

いつも真っ赤な首都高の渋滞情報電光表示板もガラガラ、都内を出発してから30分ちょっとで到着と、幸先の良いスタートです

三連休の最終日、雨で外遊びが出来ない分、さぞかし混雑するのでは?と懸念したのですが、まぁこんなものでしょう。

きょうだい他、方々からの情報で少しばかりの知識は持ち合わせておりましたが、何しろ初めての IKEA 体験だけに、気分はワクワク

10.8 ikea-1.JPG

あんなものも見たい、こんなものも欲しい・・・などと考えを廻らせていましたが、実は一番楽しみにしていたのはコレだったりして・・・

2階をとりあえずザ〜ッと見て回った後、『IKEA Restaurant』 へGo

2階には飲食スペースがあり、カフェとレストランがあるの。

Swedish フードなんて普段絶対食べないですもの、昔は時々、六本木にある『カフェ・デイジー』というお店で夜お茶とかしてたけど。

カフェの方では、ベーグル・サンドイッチやビスケット、タルト・・・などの軽食を出しているようですが、私のお目当てはこちら

10.8 ikea-2.JPG “スウェーデン風ミートボール”

IKEANo.1 seller メニューです

雑誌や某美食ブロガーさんの所で見て、絶対食べてみたい!と思っていた、食に対してはどこまでも好奇心旺盛なクシモトです。

ミートボールにじゃがいもとクリーミーなグレイビー・ソースと、「リンゴンベリー・ジャム」が添えられているの。

前に妹がコレを食べたと言っていたのを私が羨ましがると、「何か変な甘いジャムがかかってるのよ〜キモいよ」という感想だったっけ。

でも同じきょうだいでも、彼女はに対してかなりコンサバティヴなので、肉に甘いジャムとかきっと許せないのだろうな?

私、毎年“またぎ”とか“鷹匠 寿”ジビエ三昧をしては、必ず胃腸をヤラレるの・・・

原因は、野鳥をアタマから丸ごと食べるのが自分の体にとって強過ぎるのだ、ということは解ってはいるのです

でもでも、シーズンが廻ってくると本能が騒ぎ、いてもたっても居られなくなって、またやってしまうのですよね

・・・毎年、一週間くらいは胃が痛い日々が続き弱音を吐くと「またやったの肉なんて、牛・豚・鶏ぐらいを食べていればそんな目には合わないのに、得体の知れない変な野鳥なんか食べるから・・・もう、野蛮なんだから」・・・とお説教をされても懲りない私。

・・・話がまたまた反れましたが、普通の日本人の味覚では、肉に甘いジャムとかは嫌かもね?
私もThanksgiving Dayのターキーにクランベリー・ジャムがかかっているのを初めて食べた時には、へ〜っと思ったもの。(でも美味しくてイケてると思った。)

リンゴン・ベリーという聞き慣れない果実は、ブルーベリーによく似た果実のよう。

ここに来た時にしか頂けない、なかなか美味しい一皿でしたよ

サーモンも、さすが本場だけあってすごく脂が乗っていて美味で、しかもお安いの!

クネッケに乗せてカナッペを作りアントレといたしました。

ワインは、白のアントル・ドゥ・メール(サーモンにぴったり!)もボルドー・ルージュもセルフ・サービスで¥300でしたので、なみなみと注がせていただきました〜

10.8 ikea-3.JPG帰りがけ、1階のキャッシャーでお支払いを済ませると 『bistro IKEA』が目の前に

さっき食べたばっかりだけど、ホットドッグくらいは軽いよね〜!と何のためらいもなく食券を買い求める人の列に加わるクシモト

ホットドッグは何と¥100(ソーダ付きだと¥180)。
ソフトクリームに至っては¥50という破格値
ソフトクリーム大好きの私ですから当然食べましたが、まいう〜で大満足でした!

それにしてもIKEAは子供連れのファミリー客がほとんどで、こういう破格のプライスでスナックを提供しているというのは、ビジネスがお上手だしお客様に還元していると感心しきりのクシモトです

10.8 ikea-4.JPGカートに軽〜く一杯分、お買い上げ

家具に関しては驚愕激安プライスに本当にびっくりですが、子供がいて痛むからとか、賃貸住宅に住んでいるからとりあえず、だけどお洒落にしたいな〜という場合には、かなり魅力的でしょうね

私はゴルフ傘やら小物やら・・・をチョコチョコと買っただけですが、子供がいたらこういう部屋にしてあげたい・・・みたいな、おとぎの国のようなモデルがたくさん見ることが出来ましたよ。

10.8 ikea-5.JPG今回の目的であった、KOMPLEMENTシリーズの収納用バスケットは、大きな四角(3個セット)・大小の丸型(2個セット)・小さな仕切り付きをゲット

糸で編まれたものなので手洗いも可能、使わない時はペチャンコに畳むことが出来るというのがおりこうさんです

色も大好きなアイボリーだし、雑誌で見かけてコレは我が家にお迎えしなくてはと意気込んでいたのですよね。

ビーチ材のトレイは出ていた在庫を全部見比べて、一番気に入った木目の一枚を選び出しました
とても¥1790に見えないでしょ?

炊事に欠かせないゴム手袋は、日本のだとピンクとかペパーミント・グリーンが普通で所帯じみて見えますが、さすがこちらのはこんな鮮やかなビタミン・カラー

激安のペーパー・ナプキンは、愛用のロイヤルコペンハーゲンとコーディネイトして白&ネイビーを選択。

レストランで美味しかったクネッケとニシンのウォッカ漬けは、私のお酒のお供に

手刺繍の可愛らしいクッションは、IKEA FAMILY割引で何と半額の¥1600

店内のあらゆる所にディスプレイされていたのですが、我が家にしてはちょっとラブリーかな?・・・と悩んでいたのです。

真ん中に刺繍された鳥が、『シアワセの蒼い鳥』みたいだったので、友だちが「コレは今のあなたには買いでしょう」・・・「それってどういう意味?」と問答した末、最後の最後にキャッシャーの前のコーナーに山積みになっているのを見て、「わかりました、一緒に連れて帰りましょう」・・・とまんまとIKEAの作戦にハマッてしまった私です

友よ、シアワセは鳥や誰かに運んでもらうものではなく自分の手で掴むものだと思うし、心配しないで、今でも十分しあわせだよ(・・・と強がってみた

帰宅して、シンプル過ぎて素っ気ないベッドの上に置いたら、可愛いアクセントになってくれました


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2007年10月7日(日)09:25[ 到来もの ]

超!サプライズ・ギフト

のんびりモードの週中の水曜日。

夕方、近所の先輩ソムリエと近況報告をし合いながらバカ話をしていると、先日結婚式に招いてくれたイケメン・ソムリエのS君が「お届けモノで〜す!」・・・と何やら大きな荷物を抱えてやって来ました。

さては、フラフラと徘徊中(=本人はいつも銀座をパトロール中と言い張ります)の上司を迎えに来たのか?ココで油を売っていることはもうお見通しだもんね。。。

S君の後ろに続く、困り顔のクロネコヤマトの佐藤さん

どうやらエレベーター前で出くわしたS君がその荷物を横取りし、ふざけてやっているのだということは直ぐに合点がいきましたが。。。

受け取りのサインをし、てっきりお店への納品か何かだと思い込んでいたクシモトは、その宛名に自分の名前が記されていることにビックリ

「えっ?私、最近ネットで何か買い物したっけ?!この間買った4th marketの土鍋は届いたばかりだし。。。」

・・・と思いながら差出人の欄を覗き込むと、 『新潟 寺泊発 SORARA』 の文字が

一瞬目を疑いましたが、直ぐに目をさせ、アドレナリン一気放出の興奮気味のクシモト。

「え〜っそららさんから?なんで、なんで〜〜〜

ボスには、時々そららさんの情報を流してあったので、「君が何だか元気ないと思って、送ってくれたんじゃないの〜???」とのん気な返答。

sorara 1.JPG

早速、包みをほどいてみると、、、「ワ〜ォ

新鮮な魚介類がたっぷりと姿を現しましたよ〜! 烏賊・車海老・帆立貝・はまぐり・さざえ・・・海の幸が満載です

それにしたって、いつまでも興奮冷めやらぬワタクシ

だってだって、 “そららさん” は私の心を癒してくれる大切な友だちではありますが、会ったことはない、ネット上の友だちなんですもの

タラちゃんが亡くなった時に初めて私のブログにコメントを頂いて以来、お互いのブログに遊びに行ったり来たりしつつ、文通(コメント)をする間柄です

そららさんは、ミ〜ちゃんという、とした雰囲気の猫格のある三毛猫と暮らしているの(←全然こんなんじゃない、気品を漂わす三毛猫です)

自然が好きで、人が好きで、ミ〜ちゃんが好きで、コトバが優しくて、無茶苦茶ハードに仕事をこなしていて、ず〜っと女性かと思いこんでいたら実は男性で・・・正体は不明ではあるのですが、そのブログを見ては癒され、コメントで文通をしては励まされ・・・私たちは、そんな間柄。

そんな人から突然届いた、『超サプライズ・ギフト

そうだ、そららさんは出張で2〜3日留守にするって言ってたっけ。。。

私はアルバスのソムリエだということを公開しているから、会社に贈り物を届けてくれたのね

普通、会ったこともない人から食べ物を頂くなどということは有り得ませんから、怖くなったりする人もいるのかもしれませんが。。。

そららさんの、仕事上のお客様とのスタンスやお付き合いの仕方などを見ていると、が深く、お世話になった方とはその方が亡くなった後もお線香を上げに行くような所、人にマメに贈り物をする所、ご挨拶を大切にする所・・・など、私と共通するところがいくつもあるのです。

そして夕焼け空がきれいだとか、道端のお花が咲いたとか、満月を眺めたとか、自然や季節のうつろいに対する微妙な感受性が、とても共感出来るのです。。。


箱の中には『BBQセット』との説明書が入っておりましたので、これで明日の賄いは“シーフードBBQ”に決定です

この晩は最初のお客様がゆっくりめのスタートだったこともあり、何度も箱を覗き込むうちに、「こんな新鮮な烏賊をBBQにしてしまうのはもったいない」と考え・・・

sorara 2.JPGやおら腕まくり(腕まくってないけど、エプロンしました

突如、イカのワタを抜き、皮を剥き始めるクシモト

何だかヌルヌルしてやりづらいし、手が臭くなっちゃうな〜と思いながらも、一心不乱の私なのであります。

途中「あ〜っ、忘れてた〜、今日はネイルサロン行ったばっかりじゃないか〜!キレイにしたばかりのカルジェル・フレンチが」・・・と思ったのも後の祭り。

もう引き返すことは出来ませぬ

sorara 3.JPG3杯の烏賊からワタを取り出し・・・

実家の母に「イカの塩辛ってどうやるの〜?」と電話

子供の頃から母が塩辛を仕込む様子は見ていたのですが、そんなものは彼女が作るものと決め付けていた私は、いつか母がいなくなるとか、継承しておこうという意識が薄かったのですね。。。

(今はもう、母は病気で手先が効かなくなってしまい、あんなに料理上手で何でもやる人だったのが、ほとんど何も作ることは出来なくなってしまったの

教えられた通り、強めに塩をし、笊に乗せてただいまから熟成に入ります!

おいしくな〜れと祈りつつ。。。

sorara4.JPG自家製だけにフレッシュな方が好いと思い、仕事終了後・帰宅前に、細切りにした烏賊と先程のワタを和えて、“イカの塩辛”の完成です

ちょっと味見をしてみましたが、「う〜ん、我ながら美味しく出来てる〜いいんじゃない、いいんじゃな〜い

味見といってどんどん食べてしまう危険があります

明日は食べる時に柚子の皮をたっぷりあしらって、シャンパーニュとのマリアージュを楽しみましょう

sorara 5.JPG


たくさん届いた魚介類はグリエにし、アルバスの冷蔵庫から鱸(スズキ)も仲間入りして、こんな豪華なシーフード・プラッターの完成です

(うちのスタッフたちは優しいのと、最近はすっかり心得ているので、私がブログのネタに写真を撮るだろうと思って何も頼まずとも、こうしてビジュアル的に美しく、賄いらしくなく盛り付けてくれるのです。いつも感謝してます

あとはもう、ノリノリイケイケで、シャンパーニュを飲みつつ、一同、野生児に戻ってBBQ三昧となりました〜。

ハマグリも、海老のミソも、レアでジューシーなサンジャック(帆立貝)も・・・どれもこれも、ただ少し塩をしてグリエにしただけだというのに、どうしてこんなに美味しいの

結局、新鮮な食材というのは、何も手を加えずに素材を味わうのが一番・・・という結論になりました。

そららさんは、私が美味しく楽しく食べてくれたらそれでいい・・・と言ってくれるそんな人ですので、お返しのしようもないのですが。

スタッフ一同、サプライズ・ギフトをすっかり堪能し、楽しい秋のBBQ大会@アルバスを過ごすことが出来ました

この場を借りて、心よりお礼申し上げます



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2007年10月6日(土)10:39[ グルメ ]

イル・ペンティート

天高く馬肥ゆる秋 

気持ちの良い秋晴れが続きますね

私の周りでは発熱をする人が続出、私自身もここ数日は何となく怪しげな感じでゾクッとくるので、暖かくして休んでいます

週初めに会社を “プチ家出”ならぬ、“プチ出社拒否 したからバチが当たったのかな?なんて思いながら。。。

生きていると色んなことがあり、時々、プチうつ『引きこもり』状態になってしまうことがあるのです。

とにかく会社に行かない(=サボリもちろん上司の許可は得てますが・・・)という「社会人としてどうなの」みたいなことをしてしまいましたが、夜になって友だちがディナーに誘い出してくれたので、以前から自分が行ってみたいと念願だったお店をちゃっかりリクエストするという、ちっとも引きこもりになどなっていない、ゲンキンなクシモト

『イル・ペンティート』  代々木にあるそのピッツェリアへは、実に1.5年以上前から行くチャンスをうかがっていました

何しろ定休日がアルバスと一緒なので、台風等の悪天候で会社を早く上がらせてもらった時しかチャンスはないの。

今まで何度もトライしているのですが、その都度、嵐にもかかわらず満席とか、ピッツァのドゥ(生地)が売り切れ・・・という理由で、毎回涙を飲んでいた次第

うすら寒いブルー・マンデイ、友人も残業後の遅めの時間だったこともあり、幸いお席を確保出来ました

憧れのPASMOを最近ゲットしたばかりのワタクシは、涼しくて徒歩が快適な季節になったこともあり、いそいそと駅に向かいます

駅には家路を急ぐサラリーマンやOLの姿ばかり、普段は今頃、お客様をお迎えする一番忙しい時間帯なので、「世の中ではこれが日常なのだ!」という光景を目の当たりにすると、人生に悩み弱っている自分としては結構愕然としたり。。。

待ち合わせ場所で友だちのいつもと変わらない明るい笑顔を見てホッと癒される私。

駅から緑の鬱蒼とした並木道を歩き、本当にこの先にお店があるのだろうかと不安になりましたが、ひっそりとそのお店は存在しました。

中に入るとまるでローマの下町にtripしたかのような雰囲気。

そう、ここ『イル・ペンティート』は、『ローマ・スタイル』のPizzaを供するお店

現在、日本では『ナポリ・ピッツァ』の方がやや優勢かな?という印象ですが、ナポリのふっくらモチモチの生地も美味しいのですが、私はお腹に溜まらない『ローマ・ピッツァ』の薄〜い生地方がどちらかというと好みであります。

ローマで地元っ子で賑わうPizzeriaへ初めて出かけた時の衝撃は忘れられません

米国スタイルのパンのようなPizzaしか知らなかった私(ペパロニの乗ったあれはアレで好きですが)。

ピッツァイオーラ(ピザ職人)が空中でクルクルとドゥを廻し、サッとトマトソースを塗ってフィリングを乗せ、タラ〜リと黄金の滴(オリーブ・オイル)を垂らした生地を薪釜に入れて数十秒で焼き上がるあの一連の作業とその美味しさに一発でKOされてしまい、ローマ滞在中何度もその店に足を運んだっけ。。。

それ以来、フォーク&ナイフを使って食べる伊のPizzaの虜となりました(アメリカのは手で食べるでしょ?)

9.30 bruschetta.JPGまずはアミューズの“ブルスケッタ・ア・ラ・ケッカ”

トマトの酸味とバジリコの香りが食欲増進剤!

ミラノのドゥオモの裏手に、『La Bruschetta』という盛況のトラットリアがあり、店名にもなっているブルスケッタがとっても美味しいの

それはイタリアの硬くて目の粗い田舎パンを竈で炙った、芳ばしい薪の香りが重要ポイントなのですが、此方のもピザ窯の薪の香りがふわっとして、すこぶる美味

9.30 aperitivo.JPG“ポルペッティーノ”は大きなオリーブの種を抜き、パンチェッタの詰め物をした小さな揚げ物。

つまみながら、ゆるゆる〜としていると、まるでイタリアのバールで食事前のひと時を過ごしているような気分に

“四種類の豆のサラダ”は豆好きには見逃せない一品

ほっこりとしたお豆が滋味深く、とても美味でした。

9.30 salame & mortadella.JPG


“モルタデッラとミラノ・サラミ ルッコラ添え”は、このたっぷりとした量がうれしいではありませんか

私はモルタデッラが大好きで、こうして一番シンプルなスタイルで食べるのが何より好き

これにはプロセッコをオーダーし、その果実味とハムやサラミの塩味のマリアージュで、どんどん食欲が加速していきま〜す

・・・遅れること一時間あまり、近くのオペラ・シティにオフィスのある友人がようやく合流

ピッツァのオーダーは、皆が揃うまでは・・・ということで、ひたすらお待ち申し上げておりました・・・

9.30 pizza porcini.JPG食いしん坊のお師匠 Nさんから、「久志本さん、今年もそろそろシーズン到来だから、秋のうちに是非一度は食べておいた方がいいよ」・・・と強く推薦されていた“フレッシュ・ポルチーニのピッツァ”

・・・そうなのです。
こちらはNさんのお気に入りのピッツェリアで、ここのお話を聞く度に、「行かねば」と思っていたお店なので、ようやく念願が叶ったというわけ

しかもお店の方によると、ポルチーニ・ピッツァは先週末にスタートしたばかりとのこと

何てラッキーなタイミング
神様、ありがとう
・・・生きててよかった〜

9月に突入した頃からず〜っと、「早くセップポルチーニが食べたい」と騒いでいたクシモトですが、これが今年のフレッシュ・ポルチーニです

かなりたっぷりと贅沢にポルチーニが鎮座ましましており、香りも上々、ウワサ通りの美味しさで一同、大満足

念願のお店のPizzaと念願のポルチーニの夢を一度に叶えてしまいました〜

9.30 pizza pentito.JPGもう一枚、トマト・ソースのピッツァは、“ペンティート”というオリジナルを。

プロシュート、モッツアレッラ、グリーン・ペッパー、マスカルポーネのトッピング。

他所ではないものだけに、なるほどグリーン・ペッパーが爽やかに効いていて、マスカルポーネのコクとの対比が楽しくて美味しい、お店のオリジナルでございました。

こちらのPizzaは、生地の粉の香りがしっかり香るところが何と言っても素晴らしいです

次回は、やはり定番の“マルゲリータ”を是非とも、それから“ピッツァ・ビアンカ”のバリエーションから何か一枚、そしてもちろん“フレッシュ・ポルチーニ”は必須・・・と、作戦を企てているワタクシであります

(またサボるのか〜〜〜
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2007年10月2日(火)20:35[ グルメ ]

鮨 かねさか 鮪三段活用

此方へお邪魔した時の醍醐味と言えば、何と申しましても “鮪の三段活用” でしょう

他のネタもどれも目利きの素晴らしいもの揃いですが、何といっても子供の頃から、お刺身といえばトロ、お寿司屋さんへ行けばカウンターで、サビ抜きの、しかも食べ易いよう1/2にカットしてもらったトロだけをひたすら食べ(ちなみに妹は海老だけを食べていました。。。)、出前を取れば一人用の小さな桶に私のは赤身と中トロのみ(妹は海老)・・・というクシモトですから、この年齢になって何でも食べられるようになったとはいえ、マグロはお楽しみですよね

(・・・かなり嫌なガキだと思いますが、私の幼少時は 「回るお寿司」 などというモノ自体、まだ存在しない時代だったのですね

そして何と言っても、『かねさか』さんでは、鮪を熟成させているのですが、その塩梅絶妙なのです

冷蔵庫で熟成させ、お客様に供する際にも、お皿の上で微妙に熟成させる・・・というかネタそれぞれに、温度をきっちりと管理して最高の状態でサーブしてくれるのですもの

9.29 kanesaka maguro1.JPG見目麗しいという言葉がピッタリの美しい赤身

サクッとした歯触りと、赤身の酸味が絶妙です〜

9.29 kanesaka maguro2.JPGこちらは、名前は失念いたしましたが、血合いにかぶる部分だそう

ふっくらとした歯触りと、さっぱりとした脂の乗りがたまりません〜

私的には、コレが一番好みかな

・・・アンコールをお願いしたのですが、あいにくネタ切れとのことで、中トロを二回食べました

9.29 kanesaka maguro3.JPG

中トロは文字通りとろっと溶ける歯触り、頬張ると口中の温度で上品な脂質の甘みが溶け出し、天国です〜

9.29 kanesaka uni-donburi.JPG甘い極上の雲丹を、小さなお丼仕立てにして

これには絶対にぬるめのお燗酒です

お酒とシャリの米の甘みと、雲丹の甘みが渾然一体となり

素晴らしいフィナーレを飾ってくれました

9.29 kanesaka tamago.JPG最後にデザート代わりに玉子をつまみで頂くのはお決まりのパターンですが、玉子焼きはお店それぞれ、スタイルが全く違うのでそれも楽しみのひとつ

かねさかさんのは、まるでプディングかパンペルデュみたいな、本当にお菓子みたいなふんわり玉子焼きでした

冷たい雨の中出かけて、映画・アペリティフ・・・はかなりハズしましたが

本日の格言 『終わりよければすべて良し でございました

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2007年10月1日(月)23:58[ グルメ ]

鮨 かねさか

あの猛暑は何処へ・・・

冷たい秋雨の降りしきる日曜日

友だちと谷中の “SCAI THE BATH HOUSE” (築200年の銭湯を改装した現代アート・ギャラリー) に行く約束をしていたのですが、ワタクシの勘違いにより、この日はお休みであるということが発覚

雨だし〜、寒いし〜、このままおうちでジッとしていたいな・・・のクシモトの思いは通じず、いつもパワフルで元気な友人は、お出かけ気分マンマン

・・・でわでわ、あまり歩き回るのも何ですし、映画などどうでしょうか

と提案をすると、“めがね”が観たいと言うので待ち合わせをするも、劇場に着くと折りしもの悪天候で既に席は完売

仕方なく、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演の “幸せのレシピ” を観てまいりました。

有り得ないストーリーとハッピー・エンドの内容につきましては、私 ノー・コメント とさせていただきますが、NYのレストランでシェフとして働く女性が主人公のこの映画、飲食業に従事する者の端くれとして、確かにキッチンの光景に関してはよく理解できる

トリュフやハーブ、オマールをグリエする時の香り、肉を焼く時のといったキッチンの喧騒、ダイニングのさんざめき・・・その臨場感は常日頃、我が身の置かれた環境と同じなので、そういった部分に関しては楽しめる映画ではありました

そしてシングル・マザーの姉が亡くなり、残された小学生の姪っ子を独身の主人公が引き取り育てる・・・という場面では、9人の甥・姪を持つオバちゃん久志本として、少しだけ身につまされるものがありました。。。(幸いうちにはシングル父母はいないから、万が一どちらかだけが亡くなったとしても、私が引き取るということは無いと思うのですよね。。。お願いだから二人揃って・・・は避けて欲しい

観終わった後アペリティフをしに、以前の職場の隣に出来た外資系高級ホテルに出かけてみましたが、ここに関しては本当に吃驚

・・・すでに食事や宿泊に出かけたお客様たちから、その噂は耳にしてはおりましたが、その佇まい・しつらい・アルコール・サービスも何もかも・・・どうして?何故??というくらいお粗末で、多分私は今後、一生ココへは足を踏み入れないでしょう、というのが正直な感想。

まぁこれも勉強だ一度経験しておかなければ解らなかったかったでしょうから。。。

気を取り直し、飛びっきり美味しいものを食べに行こうということで繰り出したのは、銀座八丁目にある 『鮨 かねさか』

最近はなかなかお邪魔出来なくなってしまいましたが、もっと自由な身であった頃にはお気に入りで時々出かけておりました。

アルバスとはお客様が大勢重なっていることもあり、またご主人の金坂さんはワインやフレンチも大好きで勉強熱心、時々うちへも足を運んで下さるの。

久々の『かねさか』のお寿司、俄然楽しみになってお腹が空いてきましたよ〜

9.29 kanesaka2.JPGまずは、シャンパーニュの1/2ボトルで乾杯

ローラン・ペリエは普段あまり口にすることがなく、一口飲んでみると「ん・・・甘い。」
う〜ん、私ドライでキレのいいシャンパーニュが好きで、甘いのはちょっと苦手なんだよな・・・

しかし目の前に出された美しい軽く〆た『鯖』を一切れ口に運び、シャンパーニュを飲んでみると

鯖の脂質の甘みと、シャンパーニュの甘みが合わさると、先程の甘ったるさが逆に快適な旨味に変身してしまうのです

・・・長年この仕事をしておりますが、身をもってこういうマリアージュを体験するととても興奮するし、楽しいし、何年やってても実に新鮮です

皆に報告しなくちゃ

9.29 kanesaka katsuo.JPG大好きな『戻り鰹』は脂の乗ったお腹の極上の部分で、目の前に出された瞬間、「コレは日本酒以外ない」と確信、私のお気に入り“越の景虎”の大吟醸を

鰹の酸味とフルーティさが見事に融合し、素晴らしい世界が広がりました〜

9.29 kanesaka nodoguro.JPG

焼き物は私の・大・大好物『のどぐろ』の塩焼き

のどぐろは、東京だと『赤むつ』と呼ばれ高級魚なのだそうですが、母の実家は新潟で鮮魚を取り扱う商売をしておりますので、私にとっては小さい頃から慣れ親しんだお魚

脂が乗って身が柔らかく繊細、そしてワイルドな香りが何とも堪えられない美味しさなのです

ずっと以前(若造の頃)に佐渡の料理屋さんで塩釜に仕立てたのどぐろを食べて解ったのですが、のどぐろは脂が乗っているので塩釜で蒸し焼きにするよりも、塩焼きで脂を落としながら焼いた方が断然美味しいと確信したクシモトです

たまに仲間とお邪魔している、築地では“いいもん買い”と呼ばれる有名なあるお店でも、大奮発してのどぐろ一尾をお刺身・塩焼き・煮付けの3パターンで調理してもらったりするのです

我が家でも夜中に帰宅すると、テーブルの上にのどぐろの塩焼きが私の分、ちんまりと残されていることが時々あり、大根おろしとお醤油もいいのですが、香りの良いEXヴァージン・オリーブオイルをタラ〜リとかけて食べるのも大好き

9.29 kanesaka kohada.JPG“小肌”は、大きさでいったらシンコと同じ位の小ぶりなのです。

通常、シンコはもうとっくに終わっているものなので、「何故に」・・・と問うと、この時期このサイズの小肌は非常に稀少だとのこと

今年はシンコを食べ逃してしまったと思っていただけに、この時期こんなに素晴らしい状態且つ素敵な〆具合の小肌を食べられたことに感謝しつつ、アンコールしてしまいましたよ

9.29 kanesaka nihamaguri.JPG江戸前の仕事を施した“煮蛤”も私の大好きなネタの一つでありますが、ふっくらと見事に仕事をされたハマグリはジュワっと染み出てくるミネラルの旨味と、馥郁たる貝の甘みにウットリ〜でございました〜

これには、お燗をした、少しだけ雑味の感じられるようなお酒が合うと思い、“想天坊”を勧めてもらいました

お寿司もネタによって、アルコールとのマリアージュがこんなに色々あるのだと、自分の舌で味わい、とても楽しいひと時でした。。。

                                     ・・・つづく
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